暖冬とはいえ、寒さの厳しい季節。年が明けてから、クライアントの中に、体調を崩された方が何人かいらっしゃいました。
体調を崩すと、その後の予定がとどこおったり、生産性を大きく下げる要因となります。したがって、気温が低い季節などは特に健康管理をしっかりしたいものです。
そこで、私が普段取り入れている簡単な健康のテクニックを2つ、ご紹介したいと思います。
普段デスクワークなどをしていると、無性にお腹がすくことがあります。
以前は、職員のお菓子をわけてもらったりなどして、空腹をしのいでいました。
最近は、仕事中にお腹がすいた場合は、「ひまわりの種」を食べるようにしています。ひまわりの種というと、ハムスターのエサを思い出す方もいるかもしれません。
実は、ひまわりの種は欧米ではよく食べられているおやつで、栄養価も高いことが知られています。アメリカのメジャーリーガーがベンチでひまわりの種を食べている光景を野球好きの人なら誰でも見たことがあるのではないでしょうか。
市販のスナック菓子の場合、植物油脂やショートニング(マーガリン)を多量に使用しているので、それなら、ひまわりの種を食べた方が健康的です。
健康テクニックの2つ目は、ストレスを味方にする考え方です。
スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガルは「ストレスは人を賢くし、強くし、成功へと導く」と指摘をしています。
ケリー・マクゴニガルは米国で、3万人の成人を対象に「この1年間でどれくらいのストレスを感じましたか?」「ストレスは健康に悪いと思いますか?」の質問をして、8年後に、3万人のうち誰が亡くなったかを調査しました。
その結果、死亡リスクが高まったのは、強度のストレスを受けていた人の中でも、「ストレスは健康に悪い」と考えていた人たちだけだったそうです。強度のストレスを受けていた人の中でも、「ストレスは健康に悪い」と思っていなかった人たちには、死亡リスクの上昇は見られませんでした。それどころか、このグループは、調査をした人たちの中で最も死亡リスクが低かったのです。ストレスがほとんどない人たちよりも死亡リスクが低かったそうです。
また、ストレスには、人を奮い立たせて集中力を高め、選択する力を向上させ、免疫力を高める(健康になる)効果があることを明らかにしています。
ストレスを感じることがあれば、「このストレスの力によって、よりよい選択ができるようになり、免疫力も高めることができる」と考えてみましょう。
ストレスをポジティブにとらえて活用すれば、あなたの人生が向上する手がかりになるのではないでしょうか。