たった一言で定着率を改善する方法

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定着率の向上は、企業が抱える課題の一つであるため、それ関連するノウハウ本やセミナーなどがたくさん世の中にはあります。

 

定着率に関する書籍やセミナーなどでよく言われているのが以下の内容ではないでしょうか。

 

休日を増やして働きやすい職場作りをする。

仕事の成果を正当に評価する。

職場の人間関係を改善する。

給料を上げる。

社員をとにかくほめる。

教育制度を導入する。

シスターブラザー制度(メンター制度)を導入する。

 

確かに上記の中には、一定の効果を出すものもあります。しかし、それらは対処療法みたいなもので、根本から会社を改善してくれるものではありません。

 

例えば、「休日を増やして働きやすい職場作りをする」ですが、世の中には、上には上がいるもので、中小企業が大企業並みの休日数や給与にすることは、なかなか難しいと思います。

 

また、職場の人間関係を改善するためにイベントを開催する場合についても、一時的には改善しますが、しばらくすると元に戻ってしまったり、社員がイベント疲れを起こすケースもあります。

 

社員をほめることについても、アドラー心理学派の最新の研究によれば、モチベーションや定着率の向上にはあまり効果がないとされています。

 

上記の方法には、一つ大事な視点が欠けていると言えます。

 

それは、必要性です。

 

社員は会社から強く必要とされるからこそ、やりがいや幸福を感じます。自分が会社になくてはならない存在だと思えれば、自尊欲求が満たされますから、「この会社でがんばろう」とも思えるわけです。

 

逆に、「自分は会社から必要とされていない」「自分がいなくても会社には何の影響もない」と社員に感じさせてしまったとき、社員は去っていきます。

 

スラムダンクの安西監督の名言に次のものがあります。

 

 

これは、インターハイ県予選準々決勝の翔陽戦で、シューターの三井寿選手に言った言葉です。

 

三井選手は一年生のときに、怪我をしたことと赤木選手が活躍する姿を見て、「自分は必要とされていない」と感じ、バスケ部をいったん退部します。

 

三年生になったときにバスケ部に戻ってきて、翔陽戦で大活躍をするわけです。ベンチに下がって安西監督に言葉をかけられたとき、きっと報われた気分になったのではないでしょうか。

 

安西監督の言葉がすべて正解というわけではりませんが、「君がいてよかった…」という言葉は心に残る名言だと思います。

 

もしあなたの会社の社員が良い仕事をしたときは、

 

「助かったよ、ありがとう」

 

と声をかけてみてください。

きっと、定着率は改善するはずです。