特別休暇を定めるときの注意点は何か

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慶弔休暇などの特別休暇を定めている会社は多いと思いますが、その場合の注意点は何でしょうか。

一つ目は、いつまでに取得し、いつからいつまでの間に申し出るかをきちんと定めることです。

これをしないと、例えば、社員が入籍した5年後に慶弔休暇の取得を申し出た場合、権利として認めざるを得なくなることも考えられます。社長が「常識的に入籍から1週間以内だろう」と考えていたとしても、きちんと会社のルールとして明文化しなければ、社員に伝わらないこともあります。

二つ目は、休暇日数に所定休日を含めるかどうかです。休暇日数に所定休日を含めるかどうかを明確にしておかないと、いらぬ誤解を生む原因になります。

三つ目は、特別休暇が有給かどうかです。一般的には、特別休暇は恩恵的に与えるものであるため、年次有給休暇とは別の有給休暇とするケースが多いですが、無給として年次有給休暇を消化させるケースも中にはあります。

慶弔休暇などの特別休暇は法律上の定めがないため、すべて会社の定めにより決定されます。したがって、就業規則などできちんと明文化することが重要です。

ご参考まで。