改善の急所とは

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生産性向上のヒントとして参考になるのが柿内幸夫氏の「改善の急所」(日本経営合理化協会出版局)です。

 

この中で特に印象に残ったものをいくつか紹介してみたいと思います。

 

 

1.作業現場ごとにゴミ箱を用意せよ

ゴミ箱が遠ければ、ゴミを拾うのも掃除も少しずつ面倒になる。それが全社で積もれば汚い工場になり、製品の品質も下がる。不良を減らし、環境をきれいに保つには、まず現場ごとにゴミ箱を配置することだ。

 

2.チェックは、違う方法で二重に。

同じ方法で二度チェックを行っても精度は上がらないしムダが多い。上からと下から、タテからとヨコからのように、チェックは、違う方法で二重化する方法を考えること。

 

3.手は使っても、足は動かすな。

足を使うということは、移動や運搬が行われていることであり、これらは何らモノづくりとは無関係。作業者の移動を最小限にすることが原則。作業者がたくさん動かざるを得ないのは、工具や器具、作業場などの配置やレイアウトにムダがある証拠。動いているあいだは、手も止まっている。

 

あなたの会社は、上記のポイントがきちんとできていますか。

ぜひ、経営改善のヒントにしてみてください。