採用面接の思いがけないコツ

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11/10の記事で、事前情報を得る前に会ってみることが採用面接で大事とお伝えしました。
それ以外の採用面接の思いがけないコツをお伝えできればと思います。

株式会社人材研究所の曽和利光氏が『「できる人事」と「ダメ人事」の習慣』の中で、するどい指摘をしているので、要約して引用をしてみます。

「採用に成功している会社の人事は、「とりあえず会ってみるか」とたくさんの人と会っています。

例えば、人材エージェントに、多くの条件をつけて要望すると、エージェントは就活中の大勢の人に「あの会社に入るのは厳しい」と触れてまわることになります。人事の知らぬ間に、大勢の人が落とされているわけです。

採用広告を出す際に必要以上に厳しい条件をつきつけるのも似たような影響があります。厳しい条件を見て、「ああ、自分には無理だ」と思うことは、「落とされたこととほぼ同じです。

一度落とされた人は再びその会社の門を叩くことはほぼしません。そして、どんどん「採れない会社」になっていきます。
このように会わない採用は百害がある一方、利点は「手間がかからない」というぐらいしかありません。

採用に携わる人間のうち、本当に驚くほど多くの人が信じ込んでしまっている、ある根本的な誤解があります。それは「優秀な人を採るためには、採用基準を厳しくするべくだ」という誤解です。

「厳しい条件をかいくぐってきたのだから、優秀な人材が集まるだろう」というのは、大きな間違いです。

実は、採用の必要条件が多ければ多いほど、優秀な人材が採れる確率は低くなります。
優秀な人材を採りたいのなら、必要条件は最低限必要なものだけに絞らなくてはなりません。」

引用は以上ですが、少子化が進む日本では、上記の考え方で採用面接を行っていけば、間違いないと思います。

ご参考まで。

スラムダンクの話

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映画『スラムダンク』の公開まで、あと3週間ほどとなりました。

映画の予告映像から、宮城リョータの子供の頃のストーリーをからめつつ、宮城視点から見た山王戦になるのではと、ファンの間では話題になっているそうです。読切作品の『ピアス』を連想させる映像があるのも、往年のファンはなつかしく感じたのではないでしょうか。

話は少し飛びますが、漫画の『スラムダンク』の続きをブログで、書き続けている方もいます。

スラムダンクの続き

上記リンクのブログは、赤城剛憲が大学4年で全国制覇を成し遂げるところまで物語は進んでいます。文章を読むのが苦にならない方であれば、十分楽しめる内容になっています。

映画『スラムダンク』の内容は公開されるまではわかりませんが、ファンはその日を心待ちにしているのではと思います。私も楽しみにしています。

直観を経営に活用するには

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認知学の研究者ゲルト・ギーゲレンツァー氏によると、人間の脳の直観は、数学者が挑むレベルの計算を瞬時に行えるほど優れているそうです。一例として、野球でフライが上がると、選手は落下地点を直観で予測して、ボールをキャッチします。フライが上がったときのボールの動きは、放物型偏微分方程式が解けないと、正確に予測はできませんが、選手の脳は、この計算を一瞬で解いてしまうわけです。

人間の直観は、このようなすごいパワーを秘めていますから、経営に生かさない手はありません。

では、どのように経営に活用するかというと、一つは、採用面接の場面だと思います。

一般的な会社の場合、まず履歴書を事前に送付してもらって、その内容を分析し、書類で落とす人を決めているかと思います。そして書類選考で合格した人については、履歴書をもとにどんな人間かを想像して、面接時の質問の内容を決めていると思います。

このように、履歴書やエントリーシートの事前情報を得ると、バイアス(思い込み)がかかってしまい、直観のすごいパワーを活かせないで終わってしまいます。

人間の直観は、初対面のときにすさまじい力を発揮します。ある程度人生経験のある方なら、身に覚えはあるでしょうし、科学的な研究でも証明されています。原始時代、人間は初対面のときに、相手が危険かどうかを一瞬で見分ける必要があったため、人間の直観力は発達をしてきたのではないかと思います。

採用面接をするときは、履歴書などの事前情報を得る前に、まずは会ってみる。そして直観をフルに働かせる。人事改革の第一歩として、それらを始めてはいかがでしょうか。

事業のアイディアを出す方法

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事業にイノベーションを起こすためのアイディアを出したい場合、「前提逆転発想法」がおすすめです。これは、元陸軍将校で創造性開発の専門家マイケル・マハルコが提唱している方法です。

やり方は簡単で、問題の核となる「前提条件」を逆転させてアイディアを生み出していきます。たとえば、あなたの会社が青汁を販売していたとします。「青汁はまずい」というのが一般的な常識であれば、「美味しい青汁」というコンセプトで商品が開発できれば、新たな価値を社会に提供できます。

また、あなたが焼肉のお店をされていて、「焼肉は臭いが服につく」や「焼肉店は牛肉を提供する」というのが常識であれば、「臭いが服につかない焼肉」「牛肉を提供しない焼肉店」という発想が浮かびます。

大事なのは、出したアイディアがうまくいくかどうかではなく、新たな発想や連想につなげていくということです。

新しいアイディアを出したいときに、ぜひ参考にしてみてください。

時給や日給制の社員がシフトに入る日が減った場合、随時改定は必要か

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先日、「時給や日給制の社員がシフトに入る日が減った場合、随時改定は必要ですか?」と問い合わせがありました。

労働契約を結びなおして、シフトに入る日数(時間数)が減り、2等級以上の変動などの要件に当てはまれば、随時改定は必要になります。

働き方改革などの影響で、労働時間の削減を行う会社が増えていますが、随時改定に該当するかどうかも確認が必要です。

ご参考まで。

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